
「リバークラウド号」というヨーロッパの河川を航行する客船は「川のオリエントエキスプレス号」と呼ばれ(下記原文)、今年は日本でもJTBのパンフレットに大きく宣伝されていて日本での認知度も少しずつ上がってきました。
Es gibt viele Flussschiffe, aber nur zwei Flussyachten:
Die RIVER CLOUD und RIVER CLOUD II.
Der legendäre Orient Express stand Pate für die RIVER CLOUD.
年一度、ヴァイオリニストの天満敦子さんとともに、この船でヨーロッパの川をクルーズする旅を企画してきました。
今年で9年目のツアーはオランダとベルギーの運河を廻る航路を選びました。今回はチューリップが満開の時期、7泊8日のクルーズで、今日5日目を迎えました。
Von Amsterdam / Niederlande
nach Amsterdam / Niederlande,
7 Nächte mit den Häfen:
寄港地はオランダのアムステルダムを出港し、シエダム、ベルギーのアントワープ、ゲント、そして今、ウィルエムスタッドというオランダの村に到着した。7角形の運河に囲まれた町は1584年に城塞都市としてできたとても静かな美しい村です。
デン・ハーグのマウリッツハウスでは開館前に貸し切りを行い、レンブラントやフェルメールの作品に囲まれてコンサートを行いました。
アントワープのノートルダム大聖堂では、「フランダースの犬」のネロ少年が、パトラッシュとともに死んでしまった祭壇絵レンブラントの「キリストの降架」を前にしてチェロのクリストフ・ボー氏と天満さんの演奏していただきました。
昨日のゲントの聖バーフ大聖堂にはファン・アイク兄弟の描いた名作「神秘の子羊」がおかれていますが、その聖堂の中央でも演奏をお願いしました。
連日のコンサートの様々な音色をオランダとベルギーの風景とともに旅の記憶となるとても印象深いクルーズとなりました。
リバークラウドは船長のヘラルド・リプソン船長も日本人にとても親切で、様々なお願いを快く引き受けてくれます。
歩くようなスピードで走る川の船の旅は目の前の風景が散歩をしているように楽しめます。
ゆとりのあるヨーロッパの旅に、より多くの日本の方がこの船でのクルーズを体験されることを願っています。