2010年2月14日日曜日

クロアチアの魅力




今、日本人観光客が渡航するヨーロッパの国で一番人気のある国はクロアチアです。
旧ユーゴスラビアの国の一つですが、日本のメディアにドゥブロヴニクの美し街の
写真が露出するようになってからにわかに人気が高まってきました。
最近では夏には直行便のチャーターフライトが飛ぶまでになり、年間の日本からの
渡航人数は14万人に達する勢いです。

クロアチア共和国(Republika Hrvatska)の首都はザグレブですが、ここはスロヴェニア
の国境からも近い北部に位置していて、ハプスブルク帝国の領域でもありました。

イタリアとアドリア海を挟んで対岸に位置するクロアチアの魅力は、美しい海と
美味しいお料理です。

海岸線には1,200もの小さな島が入り組んでいて、とても美しい光景です。
小さな船をチャーターして一週間の旅をしましたが、到着する港にはイタリアの
BARのようなカフェが必ずあり、美味しいシーフードとワインを楽しめる楽園でした。

建築様式もイタリアの影響を受けていますが、これはクロアチアの海岸線は
ヴェネツィア共和国の領土になっていたためです。

ヴェネツィア共和国はベニスを本拠とした。7世紀末期から1797年まで1000年以上
続いた、一番長い歴史を持つ共和国です。
「アドリア海の女王」とも呼ばれ、東地中海貿易によって栄えた海洋国家でした。
海岸線の町や島には、写真のようにヴェネツィア共和国のシンボルのライオン
が建物や塔に彫られています。
平和な時期はライオンとともにある聖書が開いていて、戦争の時は閉じている、
というユニークな彫刻です。

マルコ・ポーロが生まれた島も今のクロアチアのコルチュラという島です。
城壁に囲まれた美しい島でした。

北のイストラ半島にはローマ遺跡の劇場などもあり、観光資源は豊富です。
クロアチアは何度訪れても魅力が深まる素晴らしい国です。