海外のキャリアが成田乗り入れを敬遠して、混乱を来たしている。
国際民間航空機関(ICAO)が、「津波の影響を受けていない日本の主要空・海港への空路や海路の運航が通常通り可能である」「放射能検査を実施する必要もない」と発表。
http://www.icao.int/
NO RESTRICTIONS ON TRAVEL TO JAPAN
International flight and maritime operations can continue normally into and out of Japan’s major airports and sea ports, excluding those damaged by the tsunami, according to the latest information available from the World Health Organization, the International Atomic Energy Agency, the World Meteorological Organization, the International Maritime Organization and the International Civil Aviation Organization.
While there is currently no medical basis for imposing restrictions, the United Nations organizations are monitoring the situation closely and will advise of any changes.
Screening for radiation of international passengers from Japan is not considered necessary at this time. Currently available information indicates that increased levels have been detected at some airports, but these do not represent any health risk.
Further information is available on the website of the World Health Organization: http://www.who.int/en/
2011年3月22日火曜日
2011年2月12日土曜日
音楽は捧げるもの
2月にウィーンから来日したヴァイオリニストのクリストフ・エーレンフェルナー氏と会食していろいろな刺激を受けた。
35歳の彼は作曲も行い、指揮も執る多才なヴァイオリニストだ。
ザルツブルクに生まれ、ウィーン少年合唱団に入団するなど、幼少のころから音楽と関わってきた。
彼は言う、
音楽は「ギフト=贈り物」である。
音楽家に才能があるとすればそれすらも天からの贈り物である。
それは幸運にも与えられたものなので自己を通して人々に捧げなければならない。
演奏とは本来そうあるべきだと感じている。
もし、営利を目的にしてしまったら、その贈り物を継続して受け取ることができなくなってしまう性質のものだ。
身体の中にあるミュトスとロゴスの関係のように、音楽はミュトス(=空想)が司っている。無私で捧げるものが本来の音楽である。
また、世の中の、目に見えるものがいかに内面に影響しているかを感じる必要がある。
建築物などは顕著な例である。
攻撃的な形状を持つ建築物もあれば、心が癒されるような空間がある。人間は見るもの、感じるものに内面が大きく影響されている。
美しいものを観る、素晴らしい音楽を聴くことは心の内面の浄化に繋がる。
観ること、聞くことは機械によって視聴は可能である。しかし、現場でこそ伝わるものがある。コンサートは五感を総動員して感じる体験だからである。
・・・と音楽について語ってくれた。
今回彼はチェロのアダルベルト・スコチッチ氏(元ウィーンフィル主席チェリスト)、ヴィオラのヘルベルト・ミュラー氏(現ウィーン交響楽団員)と来日しトリオの演奏を披露してくれた。
これからの活躍が期待できる素晴らしい方だ。
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