2008年3月7日金曜日

ハイドン没後200年とエスターハージー家


昨日、駐日オーストリア大使のユッタ・シュテファン=バストル氏が着任して初めてお話しする機会を得た。


オーストリア政府観光局が主催したランチレセプションが大使館で行なわれた。

オーストリアの音楽の父とされるヨーゼフ・ハイドンが2009年に没後200年を迎えるとしてアイゼンシュタットや周辺地域のプレゼンテーションを実施した。


アイゼンシュタットの位置するブルゲンランド州は、ウィーンから車で1時間ほどの距離に位置し、ハイドンを40年間支援したことでも有名なハプスブルグ家に次ぐ名門エスターハージー家の歴史が色濃く影響している。


大使は同州について「古いものと新しいものが融合した文化が魅力、またその精神が日本人にも通じる」と、欧州以外では初となる日本でのプレゼンテーションについて語った。


今回エスターハージー家の個人財団も来日、同家が誇る文化遺産やワイン生産について、「日帰りツアーでも長期滞在でも楽しめる要素」として3つの名所と併せて日本人向けのプランとして紹介した。例えば、地下にワイン博物館のあるエスターハージー(アイゼンシュタット)宮殿や、宝物殿と欧州最大の武器コレクションが残るフォルヒテンシュタイン城、250年の歴史を持ちながら最新技術を誇るエスターハージーワイナリーなどを巡り、音楽祭やオペラ鑑賞など季節ごとのイベントを堪能するというもの。


同財団では、エスターハージー宮殿内のハンドンザールで公演するハイドンフェスティバルのチケット手配も行っている。昨年1年間のオーストリアへの日本人訪問者数は約29万人だが、ブルゲンランド州は観光素材がありつつもまだあまり知られていないという。

来年のハイドン没後200年をきっかけにウィーンからの日帰りツアーなどで送客を図り、今後もプロモーションを行っていくとした。


▽財団法人エスターハージーウェブサイト:http://www.esterhazy.at/

▽オーストリア政府観光局ウェブサイト:http://www.austria.info/

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