国土交通省航空局長の鈴木久泰氏は8日、業界紙との会見で今年の抱負に空港の整備をあげ、本日から着工する羽田空港の桟橋部分の滑走路工事のハイライトのひとつとし、着実に工事を進める考えを示した。特に、羽田空港の4本目となるD滑走路、成田空港の滑走路延長により供用開始となる2010年は、「日本最初の公式の動力飛行実験が行われた1910年(明治43年)から100周年。これを実現するにも、2つの空港が完成しなければならない」とし、工事と同時に、戦略的に増加する発着枠を活用し、各国と航空交渉に臨む。 航空交渉では、アジア・ゲートウェイ構想に基づき、昨年は韓国、タイと航空自由化が妥結し、羽田/上海・虹橋間の就航も実現した。今年は、北京オリンピックに関連し、羽田/北京・南苑間のチャーター便就航について、先ごろの日中首脳会談でも実現に向けた実務者協議へ移ることで一致。こうした羽田の国際線発着枠を含めた改善が図られる模様。
先月、成田空港が発着枠を急遽拡大する方針発表をしたのもこの影響だと思われるが、私達利用者からみると羽田から出発できる方がはるかに利便性が高まることは否めない。
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